先日めでたくX0歳となった私。
主人から、スパ付きホテルの宿泊券を誕生日にもらい、
7月の1週目、2009年にスモーランドにオープンした:
に2人で宿泊して来てました。
温泉がないスウェーデンですが、
その代わりにスパ付きホテルがいといろとありますので、
時々宿泊してはゆっくりするのが、
毎日駆けずり回り、子供達にぶんぶん振り回されて、
よれよれになっている私にとっての唯一の楽しみ。。。♪
スパ=大人がゆっくりする施設
つまり、子供たちとのハチャメチャ生活から一時離れて、
大人だけでゆっくりする。。。はずなのですが、
最近は子供も時間限定でスパ施設に大人と入場OK
というホテルが増えてきており(!!!)、
昨年も2箇所宿泊したのですが、
何故か(?笑)子供達2人付き(主人のアイデア。)で、
全然リラックスできん!と私からブーイングが出たため、
今年は子供なしでゆっくりしてきました。(笑)
スモーランドと言えば、日本でもおなじみのKosta Badaなどの
大小様々なガラス工房があるエリアで、
日本ではガラス王国としてご存知の方もいるかと思います。
さて、それでは出発進行です!
出発早々から、目の前は、
馬を運ぶワゴンが付いた車(馬が怖がらないように安全運転でゆっくり進む)
に、観光バス(これも余り飛ばさないですね。特に外国からのバスは)
そして、更に、写真でどれだけ見えるか分かりませんが、
車の後ろに大きなモーターボードの付いたワゴンを付けた車
の列の後ろに並んでしまい、全然進みません。(笑)
しかも、日本で車で旅行と言うと、
途中の高速の休憩所で地元のお菓子を買ったり
美味しいご飯を食べたりできますが、
スウェーデンの高速を走っていると、あるのは、
ハンバーガー、ピッツァ、ホットドッグ、、、
で、旅路の途中の楽しみも一切なし!の過酷なスウェーデン。
細かい個人的な感想は飛ばしますが、
美味しいご飯好きな人(つまり日本人の皆さん)は、
スウェーデン移住となった場合、
かなりの心構えでお願いします。 (笑)
私が住んでいるエリアから目的地到着まで約3時間の道のりでしたが、
移動中の景色と言ったら、ずっと、
とか、
こんな感じです。(笑)
そして、やっとKostaの近くに。
「 Kosta glasbruk 」のサインが見えますね。
ホテルは、Kosta Bodaの工場がある正にその場所にあります。
到着しました。
パッと見の、外見は大したことありませんが、
中に入ると、Kosta Bodaの作品たちが沢山展示してあり、
なかなか良い雰囲気♪
レセプション付近の展示作品の殆どは当店でも扱っている
Bertil Vallienの作品だったと思います。
レセプション・エリア。
横には、もちろんKosta Boda作品の売店もあります。
。。。ちなみに、娘のこちら↑のピンクのドクロ、
息子にグリーンのドクロをお土産に買いました。
キャンドル・ホルダーの他にも、
キャンディーを入れたり、お花を活けたりして、
我が家の子供達は喜んで使用中です。。。☆
世界的にガラス・アーティストとして有名なBertil Vallienの
奥様であるUlrica Hydman Vallienも有名なアーティストで、
主にガラス製品に彼女が描く
カラフルで大体なモチーフが入った作品が人気ですが、
絵画やポスターなどの作品もあるようで、
レセプション周りに彼女の作品が沢山飾ってありました。
スウェーデンでは、彼女の作品は非常に人気がありますが、
個人差がありますので、私の主人は見るたびに、
”僕の趣味じゃないんだよね。。。”と聞いてもいない
コメントをしてくれます。(笑)
さて、こちらのホテル、Kosta Bodaの名前がついているくらいですから、
ホテル中にガラスの作品が展示してあるのですが、
先ず目につくのがやはり部屋に続く階段がある吹き抜けになっている踊り場に
上から吊り下げられているこちらの作品ではないでしょうか。
お日様の光が当たると、キラキラとそれはきれいです。。。☆
そして、こちらのホテルのお部屋は、廊下ごとにKosta Boda所属の
有名なアーティスト達の名前がついており、
お部屋ごとに、そのアーティスト達の手がけた作品が飾られていたりします。
こんな風に。
スタイリッシュで素敵なBertil Vallienのお顔もこれで拝見できますね。
私達が今回宿泊したのは、
同じくとっても素敵で、
インタビューなどを見ているとその人柄の良さが伝わってくる、
Ulricaさんのお部屋になりました♪
彼女が手がけた部屋が並ぶ廊下には、彼女が手がけた作品
(こういったガラスの芸術作品が有名です。)
や、彼女の履歴が詳しくかかれたボード
が並んでいます。
ご主人のBertilさんと。。。☆
お二人は、素晴らしい世界的にも有名なアーティストですが、
ご夫婦としては大変な困難を乗り越えています。。。
。。。とても詳しくは書けませんが。(涙)
また、彼女は、数年前に、2011年の大震災の被災地を
現地の工芸品や
復興の為に立ち上げられたプロジェクトを取材する為に、
日本を訪れています。
そんな彼女が手がけたお部屋たちは、こちらのホテルでは
一番有名なのでは。。。?と思います。
と言うのも。。。
彼女が、直接お部屋の壁に彼女独特の絵を描いているから。
他にも彼女が手がけた各種ガラス製品(もっていかれないのかな?笑)
バスルームにも彼女の作分が飾ってあります。
ちなみに、このガラスの洗面台(こちらは、Kjell Engmanデザイン)
も有名ですが、こちら、買うことも出来ます。
今、離れにオフィスを造っている最中ですが、
お風呂場のパンフレットを集めていたら、偶然発見しました。
Duo Badと言う会社から販売されています。
。。。値段を見て、我が家には宝くじでも当たらない限り、
洗面台にこの額はありえないな。。。と思いました。(笑)
全く同じデザインのソープディッシュなら(1万円くらい)
なんとか無理して買えそうです。(笑)
なんとか無理して買えそうです。(笑)
最近のホテルは、エコの流行に乗ってか、
アメニティーもどんどん減っていますね。
スパホテルですので、
バスローブとスリッパがついているのですが、
バスローブはどこのホテルに行っても、ワンサイズで、
非常に大きなサイズなので、私は着るとまるで
”大岡越前”(分かるかな?笑)みたいになります。
部屋に入ったら、先ず食べ物が目に入り、勝手に
”ウェルカム・バスケット~♪”と一瞬喜んでみたのですが、
ただのミニバーの延長線のもので、
しっかり料金がかかると分かり(そりゃぁそうでしょ。)
がっかりとした私。
部屋の窓から、下のプールでのんびりしている人が見えたので
早速、”大岡越前”に変身して、階下のスパ施設に行くことにしました。
スパの入り口。
大きなマニキュアのボトルたちももちろんガラス作品です。
スパ施設。。。と言っても、室内プールが2点、
屋外プール一点、ジャグジーに、
サウナ、ミストルームがあるだけの小さな施設と言うことは
知っていたので余り期待していなかったのですが、
入ってみたらこじんまりとはしているものの、
ガラスの芸術作品でいっぱいのなかなか良い雰囲気。。。♪
ご覧の通り、室内プールは大きなボートの形をしており、
底に同じくボートの形をした展示用のスペースがいくつもあり、
その中に、素晴らしいガラスの芸術作品たちが展示されています。
プールをゆっくり歩きながら、展示エリアの上から水を通して眺める作品達は、
やっぱりきれいでしたー。
プールの水も温かくて、泳いでいてとっても気持ちいいです。
こちらのホテルも、日中時間限定で子供達にスパ施設を開放していますが、
この日は、お行儀の良い子供達ばかりで、一安心。(笑)
サウナとミストルームの間には、暖かいリラックスルームもあります。
屋外プール。
この壁についているのは、もちろんガラスの棒で
夜はライトアップされます。
この日は、遅めに到着したので2時間ほどスパでゆっくりして
夕食です。
ホテル予約時、また念の為、到着時にもテーブルの予約を
したにも関わらず、時間通りに到着すると:
「 ご予約がはいっておりません。」
でも、数時間前にチェックインした時にも、
レセプションで予約お願いしたんだけどなーと言うと
「 レストランの係りのものと直接話されましたか? 」
とスウェーデンらしいまったく感情の抑揚のない
落ち着いた担当のお姉さんのお言葉。
。。。そう言う話じゃないでしょう。。。と思いながらも、
同じく非常にスウェーデン人らしい
物事を荒立てることが大嫌いな主人が再度予約を取って
(今度は、こちらのレストランのお姉さんに直接話しました!笑)
それまでの時間、周りをお散歩することに決めました。
。。。こういうところがね、スウェーデン、
世界レベルには当分あがれないな、と思ってしまいます。
2度目に戻ってきた際には、今度はにっこり笑顔で出迎えてもらい、
やっとご飯を食べれることになりました。(笑)
壁には、お部屋をデザインしたのと同じUlricaさんのカラフルな絵が♪
決してお安いお値段ではないですが、どうがんばっても
まるでカンティーンのような雰囲気です。
しかも、この椅子がですね、
座ると後ろのめりになってしまうデザインで、
食事するには非常にすわり心地が悪かったです。
私はセットメニューで、主人はアラカルテから注文しました。
前菜。
主人は、シカだったかしら?の燻製ハム。
私は、ランゴスティーンのマヨネーズソース。
こちらは、私の方が美味しかったです。
メインは、主人はフォアグラの乗ったステーキ。
私は、コーンフェッドチキン。
主人のステーキは非常に美味しかったのですが、
私のチキンは見た瞬間に”失敗した!”と分かりました。(笑)
良いお肉は使っているとは思うのですが、
火を通しすぎです。
ソースで救助できればよかったんだけど、
ソースが少なすぎる。(笑)
一応、有名なシェフが担当しているらしいので、
もうちょっとレベル高いかと思いましたが、
ま、スウェーデンですので、贅沢は言えません。
食後は、うわさのGlasbaren(ガラスのバー)へ。
こちらはレストランと比べて大変良い雰囲気。
そして、この変な形の椅子がですね、
レストランの椅子とは打って変って、
すわり心地が最高でした!!!(笑)
我が家のインテリアに全く合いませんが、
出来れば1つ私用に購入したいくらい、
座ってもよし!
一眠りしてもよし!(笑)
の驚きのすわり心地でした。
そして、この変な形の椅子がですね、
レストランの椅子とは打って変って、
すわり心地が最高でした!!!(笑)
我が家のインテリアに全く合いませんが、
出来れば1つ私用に購入したいくらい、
座ってもよし!
一眠りしてもよし!(笑)
の驚きのすわり心地でした。
。。。話をもとに戻し、
インテリアは、もちろん、ガラス作品で一杯です。
普段全くお酒を飲まない私も、
ここ数年は旅先ではちょっといただく様になりました。
右は私のザクロのカクテル。こちらは美味しかったです。
左は、こちらのバーの秘密のレシピの特製カクテル
と言うことで主人が頼みましたが、
甘過ぎで彼の口には合いませんでした。
甘いもの好きのスウェーデン人の主人が飲めないなんて。。。
と私も恐る恐る味見してみましたが、
シロップにシロップを混ぜたような味でした。(笑)
。。。ちなみに、秘密のレシピとありましたが、
部屋に備え付けのホテルの本にはきちんと掲載されていました。(笑)
本の写真ではカクテルの上に沢山のブルーベリーが乗っていたのに、
主人のは乗っていなかったのを思い出し、ちょっと損した気分。(笑)
カニが乗っているピザを頼んだと思ったのに、
”カニカマ”が乗っているピザを出されたりすると、
かなりへその曲がる食いしん坊の私です。
バーを後にし、ホテル内をふらふらお散歩。
レセプションにあった大きなシャンデリアがとてもきれいでした。
1つづつ、色合がほんのり違っていたり、
デザインが違っていたり、
ぼんやり眺めて幸せ気分。。。♪
次の日、お天気が非常に良かったので、
朝食は外で頂きました。
ホテルに宿泊となると、朝食がかなり楽しみですが、
こちらの朝食は、スウェーデンのホテルでよく見られる、
大きなパック詰めのハムやチーズを並べたような感じでした。
全く問題ないですが、ときめきは全くありません。
また、日本もそうかもしれないのですが、
スウェーデンのホテルの朝食のブッフェにある
スクランブルエッグなどは、
調理人が卵を1つづつ割って調理したものではなく、
大きな半透明のプラスチックのボトルに入った、
既にミックスされたものを調理してもの。。。(汗)
と言う恐ろしいものが多く、
パッと見た感じ、色薄く、
ぺチャっとしたスクランブルエッグの場合は、
こういった”卵のもと"見たいなものを使っているはずです。
そんなものは、安いホテルだけ。。。と思っていましたが、
いえいえ、スウェーデンでは結構有名な所もコスト削減になると、
使用している所が多いようです。(残念)
朝食後は、スパでまたゆっくりし、近くで買い物をしたりして、
気がつけば午後2時過ぎ。
このホテル以外で食べるものと言えば、
冒頭にも登場した、ハンバーガー・・・などしかチョイスがないので、
ホテルに戻り、この日のランチは、バーでいただく事に。
バーに行く廊下沿いにあるガラスのハンモック作品。
アーティストによるガラスと絵画の作品なども
沢山展示されており、もちろん購入も可能。
お値段は。。。
私にはとても手がでないだろうと確認もしませんでしたが(笑)
私にはとても手がでないだろうと確認もしませんでしたが(笑)
見た感じ、ハリウッドとかが似合う作品が多いような気がしました。
夜のバーも素敵でしたが、日中のバーも素敵でした。
ここで食べたランチが思わず美味しかった!!!
そう言えば、前夜見とれていたレセプションのシャンデリア作品、
日中よくよく見ると、こちらも購入可能でした。
デザインしたのは、やっぱりBerteil Vallien☆
で、そのお値段。。。ちょっとしたマンションが買えるくらいですね!(笑)
レセプションは他にも彼の作品が一杯でした。
彼は、こちらのお船の形をしたフォルムの中に
お顔や様々なモチーフが埋め込まれた作品を
80年代より発表し始めるようになってから、
お顔や様々なモチーフが埋め込まれた作品を
80年代より発表し始めるようになってから、
世界的に知られるアーティストへとなります。
当時大変な困難を乗り越える中、生み出されたこれらの作品達のデザイン。
一目見るだけで、その素晴らしい世界に引き込まれて見入ってしまいますが、
見るだびに、いろいろな思いがよぎってしまう、大好きなVallienの作品達です。
Kosta Boda Art Hotel
全ての人に喜んでもらえるホテルではないとは思いますが、
全体的には清潔で、サービスも良く、ガラスの芸術作品のあふれる
個人的には、満足の行く滞在となりました。
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